満たされないとき/ベースラインを低くする
1.当たり前を変える
自分が思っている当たり前の状態を低いレベルで考えるということ。
例えば…
今の状態が
- 食事:一日3食でおかずは貧相
- 職場:仕事が忙しくて、嫌な先輩がいる
- 住まい:古くて狭い家
だとしたら、ベースラインとしての当たり前をこう考えてみる。
- 当たり前の食事:一日2食で輸入米にふりかけ
- 当たり前の職場:休みも余暇もほとんどもらえず、性格の悪い人ばかりでいつもいじめられている
- 当たり前の住まい:線路際で騒音の耐えない耐震も防犯も悪い家
実際世界中にはこんな生活をしている人がいっぱいいるし、今の生活は相当恵まれているではないか。
もちろん、もっと恵まれている人もいるがそれと比較しても不満が募るだけ。ベースラインを低くして、モット恵まれていない状態と比較すれば、今の状態は決してマイナスではなく、プラスだと知ることができる。
2.幸せの感度を高く保つ
例えば、生活レベルが異なる2人の人がいる。
Aさん:一日1万円の生活
Bさん:一日10万円の生活
一般的に言えば、BさんはAさんより幸せなはずである。
しかし、ある時、生活レベルが上がり、一日に使えるお金が0.5万円上昇したとすると、
Aさんにしてみれば、50%の上昇だが、
Bさんにしてみれば、わずか5%の上昇。
このとき、Aさんの方がBさんよりその変化を幸せに感じるのではないだろうか。
つまり、Aさんの方がBさんに比べ、幸せの感度が10倍高いと言える。
他の例で言えば、普段からちやほやされ、好意を受けることになれてしまっているCさんは、褒められても大して嬉しくないが、普段は褒めてもらえないDさんが褒められるととても嬉しい。Dさんは幸せの感度がCさんよりも高いと言える。
だからと言って、実際に恵まれない状態にならないと幸せの感度を高くできないのかというとそうではないはずだ。お金持ちのBさんだって、Aさん並にお金のありがたみを感じられれば、同じだけの幸せを感じられるし、モテモテのCさんだって、Dさんと同じ感覚でいれば、褒められるたとき、とても嬉しいだろう。
要するに、当たり前の状態を低くしておくことで、幸せを多く実感できるようになるということだ。
3.まとめ‐法則にしてみると-
「幸せをいっぱい感じるための法則」
I.今よりもっと不幸だった状況または自分より不幸な人の状況が当たり前だと思う。
II.時々もっと不幸な状況を思い浮かべ、今はその時より良い状況だと確認する。
III.恵まれた人の情報を耳に入れない(他人の自慢話を羨ましがらない)。
次:何故自分だけこんな目に/幸せの資産運用の法則
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