電気炊飯器

電気炊飯器の保温時平均消費電力は
5.5合炊き 30W前後
1升炊き  40W前後

N合T時間保温する場合
5.5合炊き 消費電力=T×30 Wh
1升炊き 消費電力=T×40 Wh

N合T時間後 電子レンジで温める場合。
お使いの電子レンジの消費電力(出力ではない、説明書や電子レンジの裏側に書いてある。)をA(W)、一合を温めるのにかかる時間をt(分)とすると
消費電力=N×A×t÷60 Wh

すなわち、Nが少なくTが長いときは電子レンジを、Nが多くTが短い場合は保温を使うのがよい(ただし、炊き上がり2〜3時間は保温しなくても温かい)。

例えば、我が家では電子レンジが出力500W 消費電力1000Wで、ご飯一合分を温めるのに1.5分かかるとすると、A=1000、t=1.5となる。
消費電力が等しいのは 5.5合炊きでは
 30T=N×1000×1.5÷60
つまり、T=0.8333Nのとき
1升炊きでは
40T=N×1000×1.5÷60
T=0.625Nのとき
これよりTが大きいときは電子レンジが良い。小さいときは保温が良い。(ただし、炊き上がり2〜3時間は保温しなくても温かい)。

下に表を載せる。
赤は5.5合炊きと1升炊きの両方で保温しないほうが良い。
紫は5.5合炊きでは保温、1升炊きでは保温しないほうが良い。
青は5.5合炊きと1升炊きの両方で保温したほうが良い。
2.5時間までは保温しなくても温かい状態であるとした。

  何時間後か T
何合か N
1.0 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10 11 12 13 14 15 16 17 18
1.0                                          
1.5                                          
2.0                                          
2.5                                          
3.0                                          
3.5                                          
4.0                                          
4.5                                          
5.0                                          
5.5                                          
6.0                                          
7.0                                          
8.0                                          
9.0                                          
10.0                                          


 

次に朝食と夕食にご飯を食べ、いっぺんに炊くか、2回に分けて炊くかについて

朝食と夕食が12時間離れているとする。
朝いっぺんに炊くにしても、夕にいっぺんに炊くにしても、残ったご飯についてT=12(時間)となる。
上の表より、保温はだめで、電子レンジを用いる。
一回の炊飯でかかる消費電力は機種によって異なり1合で130-200Wh、3合で220-270Wh、5.5合で280-330Whである。
例えば 3合を2回炊く場合、440-540Wh、1回に6合炊いて、後で3合を電子レンジで温めた場合、280-330Wh+(1000×3×1.5÷60)Wh= 355-405Wh(電子レンジの消費電力を1000(W)、一合を温めるのにかかる時間を1.5(分)としたとき)

結論

 まとめ炊きして、電子レンジで温めよう。だけど、夏場は食中毒が起こりやすいので、残りご飯はさまして冷蔵庫に入れるのが良い(その場合電子レンジで温める時間も長くなる)。

また、電気炊飯器は始めに温度を上げて、水を沸騰させるが、そこまでは電気で熱を起こしている(ここを参照)ので、釜をガスで熱し水を沸騰させ電気炊飯器の中に入れるという手も使える。我が家の炊飯器の場合、電気より早く炊き上がる。搭載マイコンにもよると思うが、電気よりかなり早く炊き上がるならやっても良い。

 

 

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