「たしかな樹」

強く強く生き抜いているように見えて
本当は怯えているんだね
傷つくことを恐れているんだんね
そんな気持ちが棲んでいるのに
決して振り向こうとせず
それを認めようとしない
弱さが見えないくらいに
強がっては
自分を守っているんだね

見せ掛けの自信が脆くも崩れたとき
見えなかった弱さに襲われる

でも、それを受け入れて
ありのままを見つめていれば
たとえどんなに小さくても
揺るぎない本当の強さの芽が見つかるよ
向上心と確かな自信と守るべきもの
そんな栄養でどんな樹になるだろう
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