頼ってしまう弱さ

 ひとは一人では生きられない集団的な生物です。社会を形作り、経済活動なり社会活動を通して、相互に関係しながら助け合いながら生きています。生きていくには経済活動を行い、生計を立てていくか、生計を立てている人に頼っていくことでしょう。経済的に頼るばかりではなく、親切な好意に甘えたり、自分の仕事や責任、権利を委ねることも頼ることだと考えられます。
 何でもしてもらうと自分ができるはずのことまでもしようとしなくなります。自分で物事を決められず、精神的に自立していない状態にあるのでしょう。辛いことがあると、すぐにあきらめ弱音を吐いたり、誰かが助けてくれるまで悲しそうに待っていたりするかも知れません。向上心もなく、自分をダメ人間だとあきらめることで自分の弱さを正当化し、弱さをアピールすることで守ってくれる人の同情を買おうとしているのかも知れません。
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