初めてだった。

初めてだった。

人を真剣に愛したことが。
特別にかわいくなかった。
特別にスタイルがよかったわけでもなかった。

ただ一緒にいるとすごく落ち着いた。

俺は古風な男だった。

何回も君を泣かせた。

それでもずっと一緒にいてくれた。

疲れたよな、離れていくのは当たり前だ。

でもホントに君との最後を見てた。

でも無理だった。

優しさを伝えてたつもりだった。

でもつもりじゃダメだったんだよね。

こんなに後悔しか残らない恋は初めてだった。

当然今でも君を愛している。

ホントにごめんな。

でも今は君の幸せを願っている。

それを願う事が、俺のできる最後の愛情だって思ってるから。
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