春姫
君は春姫。
ごめんね、男にも女にもなれなくて
私は君が好きです
無償の愛だから
もう 私におびえることはない 君は春の姫さま
私はあなたをずっと待っているよ
でも、いつかの私は言っていた
待つのはもう飽きたよ
世界であなたが独りぼっちになることを夢見ている
どうせ なにもできっこないのに
ただ君と
二人きりになりたい
私は 君からもらったものなんてひとつもなかった
いつの日か
出会った日よりも懐かしい
別れがくる
それが怖くて
また 出会うんじゃないかって
春姫はいつもそばにいる
私は君に出会うために生きてきた
背中合わせに座りたくない
私は向き合いたいけど 君は向き合いたくない
背中ばかり見ている
私が
いつもたまらない思いばかりしているよ
君は知ったこっちゃない
与えた幸せすら いつか忘れてしまうんだね
そしていつのまにか
知らない君とすれ違う
視線をそらしあう 信号待ちのあの日
他人のふりから
砂のごとく
同じ空の下にも居なくなっていた
春姫は溶けていく
夏の暑い光に
私はみんなを照らす月
月であったとたん また元通り
あの雲の上で またあいましょう
祥子
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