にわか雨

言葉にできない何かを求めて
私は旅の途中、あなたに出会った。
全てがなくなればいい、嫌気が差していた
自分の世界が今、崩壊した。
触れたくても触れられなかった。
あの日、帰り道窓ガラスに映った時計の文字が
寂しさを誘いあなたの事思い出させた。

臆病な僕の手を引いてくれるあなたは
いつも輝いていた。
腕を組んで歩いたあの道も、
待ち合わせしていたあの公園も、
心の扉に閉ざされた今 残ったのは、
あなたのいない未来…
神様もう一度あの頃に戻して欲しいと
願えば願うほど、全てがうまくいかなくなって、
もう、一人で立ち上がれない。

理想の未来とか夢や希望
お金で買えたら平和な世界は築けるだろうか。
辛かった過去も後悔や絶望も、
覆い隠せるだろうか。
流れる時の中で、
残されたのは、私だけ?

Kazusa.O
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