ありがとう

本当に馬鹿。
悪ガキで、人の気持ちなんか全然分かってない。いっつも騒いで人のことからかって来て馬鹿にして…。
幼くて、照れ屋で嘘つきで、プライド高くて、頑固で、喜怒哀楽激しくて、すぐに怒って短気、いっつもウケ狙いだし、目立ちたがりやで、ちょっかいばっかりかけて来て、友達仲間外しにしたり、中心になったり、嫌いなことは嫌いって我慢しないし…
あなたは本当に馬鹿だよ。なんであなたを好きになったんだろ…そんな私も馬鹿。あなたはカッコ良いけどそんなだからそんなにモテない。近付きにくいんだって。輝きすぎて。そうなのかな?
私は初めて好きな人とこんなに近い距離で常にいたことはないよ。だから好きなのにドキドキもしなかった。馬鹿なあなたのたま─に素直なとこと照れた優しさが大好きだったよ。なんか馬鹿みたいなことで冷めた。今までかなりのあなたの馬鹿に付き合ったのに。どうしてかな?でも気になる。やっぱり目が行く。あなたの視線が痛い程感じる。まだ誰のものにもならないでね。もう少しだけ想い出に浸らせて…そしたらあなたを好きだったこと全然後悔しなくなるから。
私はあなたを好きになって変われたよ。
よく笑うようになった。我慢を覚えた。前向きに考えるようになった。勇気が持てた。自分で行動できるようになった。強くなった。そして何より…後悔しない恋愛が初めてできた気がした。
あなたの最後の優しさを…私は一生覚えています。たぶんまた…好きな人ができると思うけど、忘れない。忘れたりしないから。だからあなたも覚えていて。私がいたこと。私が好きだったこと。
さよなら、ありがとう。そして…これからもよろしく。

ゅ─
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