想い出
卒業したね。
あなたは最後まで私を困らせて、悩ませたね。なんか本当もう終わったんだ。あなたと同じ教室で授業を受けることもない。授業中、ずっとあなたと喋ることも…もうないんだね。
あなたは本当に輝いてたね。だからみんな話かけづらいとか…言ってたね。だけど私は、そんなあなたといっつも話して、からかわれたり…からかったり…本当に誰から見ても仲が良すぎたね。今思えば…近付きすぎたのかもね。だからあなたは、私があなたのこと好きって分かってどういう態度とっていいのか分からなくなったんだね。片思いでバレンタインあげたの初めてだよ?あなたは知ってるよね?私が自分からは絶対に告白できないこと…だけど告白しようと思ったのはあなたが初めてだよ。返事を聞いて涙は出なかった。好きでもない人に寄り掛かってしまったけど、数日間はあなたを吹っ切れたと思ったけどやっぱりあなたが好き。あなたがいいって分かった。もう何も話はできない。だいぶお互いにいい雰囲気になれたけど駄目だね。私は本当に普通にしてるつもりだけどどうしてもあなたに目が行く…最後にあなたは第二ボタンくれたね。写真撮ってくれたね。不器用なあなたの精一杯の最後の優しさに私はもう一度だけ惚れ直したよ。だけどもう私はあなたが好きじゃないよ。あなたも知ってるよね。でもまだ気になってしまう…。お互いに…。でもこれは「好き」じゃ
ない別の感情。私たちはお互いに想い出にしてまた頑張らなければならない。私はあなたにもうアドレスも教えてない。だけど…もし私たちが本当に出会うべき運命の人であったら…いつかまたあなたと笑い合う日々が来るよ。野球してる姿見てるから…。同じ学校の同級生として…吹奏楽部員として…そして「あなたを本当に好きだった一人の女」として…
ゅ─
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