初恋

あれは初恋の事。あの頃の僕は子供で、君とゆう存在によって大きくなれたんだ…。

あんなに君が好きだったのに、あの日僕から別れを告げた。自分に厳しくしたつもりが、君をあんなにも傷つけるなんて。1年半後、君はこんな僕をずっと待ってくれてたんだ。そしてあの日、君と思い出の場所へ行った。話が弾むうち、心の隙間が埋められた。僕は君を抱き締めてキスした。手を繋いだ。昔と変わらない小さな、温かくて優しい手だった。そして弱い手だった。僕は君を守る勇気がなくて、友達とゆう道を選んだんだ。そしてまたあの日と同じ様に君を傷つけた。だけど君はそんな僕を許してくれた。「友達なら別れたり悲しい事ないもんね☆」君はそんな風に僕を肯定した。それからの僕達はまたあの場所へ行ったり、2人で受験勉強をしたり、まるで恋人同士みたいだった。僕の気持ちに変化があった。だけど春になれば僕達は別々だから、君の気持ちを知るのが怖かったから、僕達は曖昧な関係のまま。でも愛してた。そして君は大学へ見事合格、僕は浪人生。きっと君を傷つけ続けた罰だったのだろう。今はこんな僕だから、君を守る事なんて出来ないし、信じてもらえないだろうから…。だから僕が夢を叶えて立派になれた時、君がまだ僕を
想う気持ちがあれば、また一緒にあの場所へ帰ってほしい。

あれから何年経ったのだろう。この春、君の誕生日を僕達の結婚記念日にしよう。


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