冬の訪れ
暑がりな私は夏より冬が好きだと思ってた。風がもう冷たくなってきて、冬の匂いがした。私の嫌いな匂い。貴方をさらっていった冬の風の匂いがする。体だけでなく心まで寒くした。貴方と体温を分け合ってた頃はどうしたの?冬の風と一緒にどっか遠くに行っちゃったよ。あれから1年が経っちゃう。思い出が遠くなる度、私は焦りを感じる。貴方と過ごした日々が遠くなって、記憶が色褪せてゆく。いっその事、忘れてしまえば楽になれるかもしれない。でも忘れたくないよ。いつかは冬の匂いも好きになれるのかな?きっと無理だよ。そんなの貴方にしか出来ないのに。
フィガロ
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