過剰
私は言う。生まれてこなかったらよかったヨ。冷めた顔して彼が言った。俺はもっと気楽な馬鹿に生まれたかった。私が問うと、不安になることもないだろう。ただ幸せだ。そう言った。私は無になりたい。逝っても私の存在したことすべて消して欲しい。そう返した。彼はただ愛してる。その一言だけ言った。いつも嘘の鎧を着た彼の一瞬見せた裸のような気がした。傷を舐め合い互いのために生きてみよう。そう言われた気がした。愛は終わらない。生きた証貴方にだけ知って欲しい
ちび
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