本当の思いやり


 悪意を持って人を傷つけるのは最悪ですが、悪意がなくむしろ愛があって人を傷つけることがあります。本当の優しさと思いやりをかけるとき、相手を傷つけなければならないことがあります。 あなたの相手のためを思った切な願いなのにそれが素直に受け入れてもらえないこともあります。もし、甘やかしや馴れ合いで問題を放置したら取り返しがつかなくなってしまうとしたら、わからせないといけない、わかってくれなくてもそうさせないといけないかもしれません。それは相手を傷つけることになるかもしれません。大切な相手を傷つけることは耐えがたい苦痛であるのですが、相手が理解を示さないとしたら誤解が深い溝を作り、二度と戻らない仲になっていくかも知れません。しかし、真剣に向き合ってわかってもらえれば、その絆は強くなるでしょう。
 もし、今、傷つくこと、失うことを恐れて、ギャンブルを冒さないで、何れ訪れるものが、失うこと、相手の不幸であるのなら、考えてみましょう。相手がどれだけ大切かを。
 そんな覚悟で本当の優しさと思いやりをかけるに値する人はそうはいないと思います。「愛の反対は憎しみでなく無関心である」という言葉にもあるように、そうでない人にはそんなに真剣にならずにただ傍観者でいることでしょう。本当に相手のためを思うなら、わかれ道に踏み出す勇気も必要ではないでしょうか。
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